飼料化について

川口精機では、スクリュープレス脱水機の製造・販売・設置だけでなく、脱水した食品残渣を牛や豚の餌に飼料化するエコフィードのご提案を、弊社パートナーの有限会社環境テクシス様、株式会社オルタナフィード様、有限会社青山商店様、三協興産株式会社様と共に行っております。

飼料化で必要なこと

引取先農家様との契約

飼料として引取可能な契約農家様を複数舎探し、継続的に引取していただけるよう調整します。

申請書の提出

各自治体から申請書の提出を求められる場合がございますので、その際は規定の書類を作成いただき所定の自治体にご提出いただきます。

必要資材の準備

専用フレコン、含水率計、薬液、薬液用点滴器など、飼料化に必要な機器がございます。対象物によっては薬液は不要な場合もございます。

運送トラックの手配

運送業者様の手配を行います。引取量、引取頻度、運賃などの調整を行います。

引取先農家様とのやり取り

飼料の品質や量、頻度など運用する中での様々な出来事を各契約農家様と調整します。

川口精機では協力会社と共に、上記を全て代行いたしますので、脱水機導入と同時に飼料化も開始いただけます。

飼料化の流れ

実例1(もやし)

①もやし工場より排出されるもやし残渣を搬送・粉砕・脱水します。

②粉砕機内に薬剤を添加し、脱水後のカスと液の両方の腐敗を防止します。

③脱水後のカスは内袋の入ったフレキシブルコンテナに入れ、保管します。

④脱水後の液はバルクタンクに入れ、保管します。

⑤一定量が貯まったら、畜産農家さんに運ばれ、カスは牛の飼料としてリサイクル、液はポテトピールなどとミックスされ液体の飼料(リキッドフィード)としてリサイクルされます。

実例2(みかんの皮)

①缶詰工場より排出されるみかん外皮を搬送・粉砕します。

②粉砕後は内袋が入ったフレキシブルコンテナに入れ、保管します。

③一定量が貯まったら、畜産農家さんに運ばれ、牛の資料としてリサイクルされます。

飼料化実績

※飼料化するにあたり、食材によって付加する条件がそれぞれ異なります。飼料化をご検討の方は一度弊社へお問い合わせください。

もやし

脱水することで、カスは牛の飼料へ、液体は豚の飼料へリサイクルされます。

麦芽(ビールかす)

脱水することで、カスは牛の飼料へリサイクルされます。

みかんの皮

脱水することで、カスは牛の飼料へリサイクルされます。

りんご

脱水後のカスは牛の飼料に配合されます。りんごは香りが良いため、牛の嗜好性が上がり食欲増進につながります。

パイナップル

脱水後のカスは牛の飼料に配合されます。パイナップルは香りが良いため、牛の嗜好性が上がり食欲増進につながります。

小豆の皮

脱水することで、カスは牛の飼料へリサイクルされます。

脱水後 ろ液

脱水後のろ液もリキッドフィードとして飼料化が可能です。
対象物により引き取り可否がございますので事前の確認をお願いしております。

脱水後の残渣は牧草と混ぜられ飼料になります

脱水された残渣は、牧草と混ぜられ牛の飼料として給餌されます。
農家さんそれぞれ独自の配合レシピがあり、それにより栄養価が変化します。
給餌するレシピ次第で乳牛の乳量が増えるなど農家さんにとってのメリットもあります。
当社は、日本全国の畜産農家さんにネットワークがある飼料取扱会社3社とタッグを組み、引き取り農家さんのご提案も行います。

<写真解説>
①牧草
②もやし
③ニンジン
④あずき